ドラマ『名前をなくした女神』(フジテレビ系)で繰り広げられるママ友バトルが話題だ。そこで、現実はどうなのか取材してみると、出るわ出るわ…。ドラマを超えた“ママ友地獄”エピソードを紹介。
かわいいわが子のこととなると、自分のこと以上に熱心になってしまうのが母親の性。それだけに子供がらみのトラブルは後を絶たない。
神奈川県在住の会社員・Aさん(40才)は、娘が幼稚園時代に受けた陰湿な嫌がらせに辟易したという。
「同じマンションに住むBさんとは、同じ幼稚園に娘を通わせていたことからママ友に。初めは習い事や塾について情報交換する仲良しでした。でも、そんな彼女がいつの間にか、うちの娘の悪い噂をするようになり、“風邪なのにマスクをしないでバスに乗ってウイルスをまき散らす”だとか、“暴力がすごいです! あの子とは遊ばないように!”だなんてメールを回すようになったんです」
発端は夏休みに開催された絵画コンクールだった。幼稚園は子供たちの描いた絵をそのコンクールに出品。Aさんの娘が描いた絵は大賞を受賞して、新聞に名前が載るほど大きく取り上げられた。
「少し浮かれていたんですよね。Bさんには気を許していたので、冗談っぽく“やっぱり私の才能かしらね(笑い)”なんていっちゃったんです」(Aさん)
それから数日後、参観日に出席すると、ほかのお母さんから“おたくのお嬢さんの絵、あれ、お母様が描かれたんですって?”といわれた。
「“え、違います。あれは娘が…”と必死に真実を伝えようとすると、“いいのよ、もうみんな知ってるんだから隠さなくても”と冷たい笑みを浮かべて立ち去っていきました。きっと、“子供に描かせるときって、いろいろと口出ししちゃうわよね”といった部分をデフォルメしていいふらしていたんです」(Aさん)
その後も嫌がらせは続き、Aさんは幼稚園内のママ仲間のなかでも浮いた存在に。
「子供が卒園するまで、マンションでBさんを見かけると動悸がして動けなくなってしまいました」(Aさん)
※女性セブン2011年6月2日号