夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回の報告は、子供たちは成人し、奥様(55歳)とふたりで暮らす商社勤務のご主人(54歳)の奮闘ぶり。
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正直、これまではさんざん外で遊んできました。でもふたりっきりになってみて、「これから頼れるのは女房だけだ」と、改心。
会社帰りには、女房の好きなケーキを買ったりしますが、「今までこんなことしなかったのに、何かやましいことでもしたの?」と疑われますし、女房の入っている浴室に「背中流そうか?」と入ろうとすると、「やめてよ、変態!」と怒鳴られてしまいます。
「愛してるよ」といえば、「変なこといわないでよ! 気持ち悪い!」といわれるし、愛妻家になるのも大変。まあ、これまでのツケと思って頑張ります。
※週刊ポスト2011年6月3日号