美容研究家としてビューティー関連製品の企画開発やコンサルティングを行う『美・ファイン研究所』の代表でもあり、同時に[フロムハンド]メイクアップアカデミー、青山ビューティ学院高等部の学校長も務める小林照子さん。
先日76才の誕生日を迎えたとは思えないエネルギッシュなオーラと、驚くほどふっくらとツヤのある白肌には、ただ圧倒されるばかり。その手にも76才という年齢はまったく刻まれておらず、シワもシミも一切ない。
そんな小林さんが、アラフォー世代の美容を見ていて感じることがあるという。
「今のアラフォー世代が成人を迎えたころ、大手化粧品会社が高校卒業生などを対象に、無料でスキンケアやメイクアップの指導を行った時代がありました。18才前後という最も美しい年頃に正しい化粧品の使い方を習得できたのはいいことですが、それから年齢を重ねているにもかかわらず、同じ美容方法を引きずっている人が多い。18才から20年間は“産む性”として女性はホルモンに守られています。
肌はうるおってキレイだし、心も元気で魅力的。でもそれも38才位から変化します。私はこれを“女の38度線”と呼んでいますが、この年齢こそズバリ更年期の入り口だから、そこからどうするかが大切なの。自分を愛せるのは自分だというふうに精神的に自立し、肌も愛情を持って接してあげるべきです」
※女性セブン2011年6月2日号