女性をかわいく、セクシーに撮影するためにはどんなテクニックが必要なのか? AKB48のお姉さん的グループ・SDN48をモデルにした『男のデジイチ教本「女の撮り方」』(小学館刊)でプロの撮影テクニックを披露したカメラマン渡辺達生氏が、実際の写真をもとに解説する。第3回は適切な撮影時間について。
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撮影時間はなるべく短くすること。これは非常に大事です。撮影時間が長くなればなるほど、女の子は疲れてきて、その表情はイイ笑顔とはほど遠くなってしまうのです。特に、モデルに無理なポーズをお願いしているときはなおさら。できる限り短く切り上げるようにしなければなりません。
ただし、これは結構難しく、プロでも撮影時間の長い人はいます。でも、時間をかけるほど表情は曇ってくるもの。撮影会などで、そういうシーンを見た人も多いでしょう。
だから、あまり露出や絞りなどを気にしすぎてはダメなんです。そんなことを気にする時間があったら、女の子のカワイイ表情を撮ることに全力を注ぐべきです。「会話8割、撮影2割」――これが僕のモットーです。その会話の中でも、これまで解説してきたように、休憩時間などでもガンガン撮るので、実際はもっとシャッターを押していることになるのですが。
「あれ、今日はもう撮影はおしまいですか?」と女の子に言われるぐらいで、ちょうどイイ。このセリフは、実は撮られる女の子も楽しかったという証拠なんです。
撮影■渡辺達生
【モデルプロフィール】
芹那(せりな)1985年5月19日生まれ。身長161cm・B82・W57・H84。
2009年8月よりSDN48として活動開始。1期生。一見ゆるキャラだが、実は頭の回転が速く頼られる存在。公式ブログ(http://gree.jp/serina_sdn48/)、最新情報はアメブロにて(http://ameblo.jp/serinko/)