結婚17年目で離婚を発表した三谷幸喜(49)と小林聡美(46)。1995年10月の結婚会見で三谷は「友達が決して寄りつかない家庭にしたいですね」と話していたが、実際にそうだったという。
三谷は超売れっ子脚本家。仕事は家にこもってしていたから、何時から何時までという区切りもない。そして一旦仕事モードにはいると独特のピリピリ感が漂った。小林の知人はこう話す。
「一度聡美ちゃんの留守中に、彼女の父親が訪ねたことがあったんですが、三谷さんは家にいれなかったそうです。約束をしていた親しい舞台仲間だって家にはいれない。そんなだから、聡美ちゃんも気軽に友達なんて呼べなかったんです」
三谷が仕事にはいると、小林は家でもあまり話しかけないし、近寄らない。台所に彼が何か飲みにきたときも、見ないようにしていたという。
「ご飯をつくるのもいつの間にかやめてましたね。ちゃんとつくって用意しても、ご主人はいきづまっていると“今日は食べられない”とかいうようで。お互い嫌な気になるからいっそやめちゃおうって」(前出・小林の知人)
2001年のインタビューで、小林はこう話していた。
「何があっても“ま、いいや”って思えるようになった。それは年齢のせいかもしれないし、夫のおかげかもしれないけれど」
小林が片付けていく端から、汚れていく部屋も、唯一の家事担当のゴミ出しを忘れられても、結婚記念日に約束していた旅行を前日にドタキャンされることも、いつも小林は、結婚当初から飼っている愛猫のおとっつぁんとおっしーに「ま、いいや」とつぶやきながら、受け止めてきた。
※女性セブン2011年6月9日号