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終業後 同僚からの誘いを断るため、妻に電話かけさせる男

 夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回は、食品メーカーに勤務のご主人(37歳)が大の愛妻家で、毎晩7時前には帰宅するという奥様(36歳)からの報告です。

 * * *
 結婚して4年ですけど、子供がいないのでラブラブです。「キミといる時が一番楽しい」という主人ですから、愛妻家なんでしょうね。「仕事中は我慢するけど、終わったらすぐにキミの声が聞きたい。携帯に『今日もお勤めご苦労様』と電話ちょうだい」というので、毎日、終業時間の5時半過ぎに電話をしていました。電話に出た主人は「うん、これから帰るから!」。

「たまには会社の皆さんと付き合わなくてもいいの?」と聞いても、「いや、大丈夫だよ」との返事。でも、これが大丈夫じゃなかったんです。

 ある時、主人の上司から連絡があり、「奥さん、たまにはご主人を解放してあげてください」といわれたんです。主人ったら「女房がまっすぐ帰って来いというので」と、私の電話を口実に、あらゆる誘いを断わっていたらしく、会社では大の恐妻家で、私は鬼嫁の噂なんだとか。

 帰宅した主人に「どういうことなの!」と詰め寄ると、「じゃあ、僕が同僚と風俗とかに行ってもいいの?」ですって。問題をすり替えないでよ!

※週刊ポスト2011年6月3日号

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