静岡・浜松市で行われていた男子ゴルフツアー・とおとうみ浜松オープン。石川遼選手(19)はプレーオフの末、2位に終わった。
この大会は今年から新設された特定のスポンサーをつけない地域参加型の大会で、賞金や運営などの必要経費の多くをチケット代金でまかなうため、チケットは2万1000円とちょっぴり高額。しかし、購入者のなかから抽選で、大会前日に行われるプロアマ戦に参加できるという特典がついていた。石川と一緒にラウンドできるという夢のような権利を得られる可能性があるのだ。倍率は600人中たったの2人。そんな幸運な権利を手にしたアマゴルファー・朝比奈利充さん(49)は、ラウンド中の石川についてこう話す。
「遼くんはいつもいちばん大きな声で“ナイスショッ!”とか“最高!”“完璧!”と声をかけてくれるんで、気持ちよくプレーできました」
そんな和やかなムードの中、朝比奈さんに石川は思わぬ悩みを打ち明けていた。
「よく、打ったボールがフェアウェイにのるとギャラリーから拍手がありますよね。でも遼くんが打ったときには“お~!”とため息のような歓声は聞かれるんですけど、そのあとの拍手があんまりないらしいんです。それに対して遼くんは“ぼくのショットは弾道が高くて、みんなすぐに見失っちゃうんですよ。だからボールがいい所にいっても、拍手が少ないんですよね”って苦笑いしてました」
※女性セブン2011年6月9日号