今夏、政府が各家庭に求めている節電は前年比15%減。数ある家電の中で、節電意識が高まっているのが、エアコンの次に電力消費量が多い冷蔵庫だ。節約アドバイザーの丸山晴美さんはこう話す。
「冷蔵庫のドアを開けっ放しにすると、すぐに庫内温度が上昇して電気のムダ遣いに。暑い夏場こそ1秒たりともムダにしない節電を心がけてほしいですね」
夏場はドアを10秒開けただけで庫内の温度が1度上がるという。素早い開閉を心がけたいが、37才のある主婦は子供相手にはこんな工夫も。
「子供がドアを開けたら『1~、2~』と数えて5カウントでアウトにしています。3カウントでお手伝い1回」
冷蔵庫の中身を半分にすれば電力消費量は10%程度減。しかし冷凍庫は“真逆”という。
「むしろ冷凍庫にはモノを詰め込むことで隙間が少なくなり、凍った食材同士がお互いを冷やすので節電できます。“冷凍モノ”が少ない家庭はペットボトルに水を入れて冷凍庫に入れましょう。停電時には冷蔵庫に移せば冷却効果もあります」(丸山さん)
※女性セブン2011年6月9日号