大幅な電力不足と冷房自粛で、今年はこれまで経験したことのない“暑い夏”がやってきそうだ。これを受けてスタートする「スーパークールビズ」。一体どこまでやるべきなのか? 各社の動きを追った。
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まずは写真を見ていただきたい。ここは都内にあるウェブ企画製作会社『ファムイスタ』の一室である。
「当社のような小さな会社でも何か社会貢献を」という染矢隆彦社長の提案で、同社内で「節電」をテーマに議論したところ、高橋駿友取締役の「いっそのことタンクトップで仕事しましょうよ」の声に、グループ会社を含めた従業員が賛同。4月下旬から各自取り組みはじめ、ほとんどの社員がタンクトップで通勤する毎日が続いている。
「強制ではなく、奨励という形です。でもそのために2000円の『タンクトップ手当』を支給したんです。もっと暑くなれば、短パンもアリでしょう。短パン手当? そうですね、1500円出しましょう!」(染矢社長)
タンクトップを提唱した張本人、高橋氏の弁。
「元々、暑がりで真夏はたまに着ていました。もちろん、来客や取引先にもこの格好で対応しますよ。ただし、今はなじみの会社だけですが。皆さん、『いいですね!』と言ってくれます」
今後は初対面のビジネスの相手に、どう理解してもらうかがポイントになりそうだ。
※SAPIO2011年6月15日号