女性をかわいく、セクシーに撮影するためにはどんなテクニックが必要なのか? AKB48のお姉さん的グループ・SDN48をモデルにした『男のデジイチ教本「女の撮り方」』(小学館刊)でプロの撮影テクニックを披露したカメラマン渡辺達生氏が、実際の写真をもとに解説する。第8回は逆光と順光について。
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逆光とは、被写体の背後からカメラのレンズに向かって光が差してくる状態で、写真にすると被写体のカラダが光に包まれた感じになり、柔らかい印象になります(写真参照)。顔が暗くなりがちなので、レフ板などを使って顔周辺に光を当てる人が多いのですが、僕の場合、レフは使いません。レフを置くと、動きの自由度が狭くなってしまうからです。
一方、順光は、カメラマンの背後から光が来て、被写体に直射します。強い光が当たるため、色がはっきりと出る写真となります。上右の写真のように、背景のキレイな青空を出したいときには順光が適しています。そして、僕は順光のときこそ、クリップオンタイプのストロボを使います。背景が少し落ちて、人物がより浮かび上がるし、背景の色も鮮やかになります。ストロボの光が当たる方向と、自然光が当たる方向を一致させれば、不自然さは出ません。
撮影■渡辺達生
【モデルプロフィール】
亜希子(あきこ)1989年8月18日生まれ。身長157cm・B75・W58・H83。
2010年5月からSDN48として活動開始。2期生。高校生から数々のドラマに出演、女優としても活躍中。公式ブログ(http://gree.jp/akiko_sdn48/)
相川友希(あいかわ・ゆうき)1984年9月23日生まれ。身長162cm・B82・W58・H87。
2010年5月からSDN48として活動開始。2期生。負けず嫌いでマイペースだが周囲を気にするタイプ。ちょっと緊張しい。公式ブログ(http://gree.jp/aikawa_yuki/)