5月24日、都内の斎場で行われた故・長門裕之さん(享年77)の告別式。出棺の際、長門さんが寂しがらないようにか、棺の上には亡き妻・南田洋子さん(享年76)が愛用していたという青いガウンがかけられていた。
長門さんは愛する妻に先立たれてからは、寂しい日々を送っていた。あるインタビューではこんなことも語っていた。
「寂しいよ。もう一度、洋子に会いたいんだ。仏壇の前で、思いっきり“洋子、洋子、洋子”って骨壺にキスしたり胸に抱いたりなんかして、女々しいよ。76才の男とは思えない」
悲しみを乗り越えようという思いの一方で、ひとりぼっちになった部屋で、南田さんの息遣いや匂いを探し続ける毎日だった。
「長門さんは一時、無気力状態になってしまって、南田さんと暮らしていた家に引きこもってはパソコンのゲームをしたりする生活だったそうです。また子供返りというか、気難しくなって、親しい人にもきつく当たったりするようになっていったみたいです。昨年、40年以上苦楽を共にしたマネジャーが突然辞めてしまいました。長門さんの周囲には、気心の知れた人は誰もいなくなり、孤独を一層強めたのでしょう。それで妻の後を追うように逝ってしまったんでしょうか…」(芸能関係者)
※女性セブン2011年6月9日号