節電対策のため、環境省はこれまでのクールビズよりさらなる軽装を促す「スーパークールビズ」を発表したが、正しいクールビズってどんな着こなし? 軽やかで清潔感のあるクールビズの着こなしポイントをマスターしよう。アドバイスしてくれるのは松屋銀座の紳士服バイヤー・宮崎俊一さん。
「普通のかたにとっては、上下が違う着こなしを毎日選ぶだけでも大変なことですよね。自信がない人は“スーツのネクタイを外すだけ”から始めてはいかがでしょうか。しかしネクタイだけ外すと襟元が貧相になりがち。ネクタイがなくても襟がしっかり立ち上がるブロード地の上質なワイシャツを選びましょう」
職種柄、ジャケット、ネクタイがどうしても外せないという人もいるが…。
「軽いジャケットを選べば、通気性もよく、肩や胸まわりに汗をかかなくてすみます。さらに首回りの暑苦しさは、通気性のよい素材の『軽量タイ』や『ニットタイ』で軽減できます。ネクタイもジャケットと同様、軽さで選ぶと首回りの涼しさが断然違いますよ」
明らかなNG事項のハーフパンツ、サンダル、派手な柄物は避けて、大事な会合などのあるときはジャケット、ネクタイをプラスすることを基本に、コーディネートを考えてみよう。
「毎日、白色では単調なので、普段は着ない色に挑戦するのもいいでしょう。薄いブルーやピンクなどは見た目も涼しげでクールビズ向きの色です。柄物を取り入れたい場合は、チェック、ストライプ柄のような無難なものがおすすめ。この機会に、いままで着なかったタイプの服をご主人に挑戦させてみるのも楽しいと思いますよ」
※女性セブン2011年6月9日号