シングル『Everyday、カチューシャ』が発売2日でミリオンを達成するなど、勢いはなお増すばかりのAKB48。そんな彼女たちの魅力について、“TO (トップヲタ)”として一目置かれる有名人で、最強のAKB48ファン、かちょすさん(東京在住30代後半男性・ビデオショップ勤務)に語ってもらった。
「AKB48の魅力は距離感です。劇場公演なら最前列だと本人たちまで2mくらいしかない。MC中にツッコミ入れたら、メンバーから“うるさい!”とか返ってくる。そういったやり取りができる。いま公演はなかなか見られないけど、毎週のように握手会とかイベントがあり、下手したら毎週のようにメンバーと話ができます。距離感がハンパなく近いし、友達に近い感覚がいちばんの魅力じゃないでしょうか」
従来、ファンにとってアイドルとは直接話すことなど許されない雲の上の存在だったが、AKB48はアイドルでありながら、一緒に話したり、笑い合ったりできる。だからこそヲタたちは、自分を認識してもらうため努力するのだという。
「みんな名前を覚えてもらうのに必死です。大きな名札を付けてきたり、“ぼく、○○っていうんです! 覚えてください”ってアピールしたり。ぼくのことはいまのメンバーはほぼ全員知ってくれていますけど、通い始めた当初、話したことのないメンバーに“あっ、かちょすさん”っていわれると嬉しかったし、ぼくの存在がメンバーに浸透していくのが楽しかった。それがAKB48にハマったきっかけかもしれませんね」
逆にいうと、名前を覚えてくれるメンバーはファンからの人気が高いという。
「ファンからすると自分の顔や名前を覚えてくれているメンバーというのは特別になるんです。中でも(大島)優子の記憶力はハンパない。ちゃんと覚えてくれる。だから人気も高いんですよね」
※女性セブン2011年6月16日号