夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回は、広告代理店勤務のご主人(51歳)からの報告。奥様(51歳)とは同い年なのですが……。
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髪の毛も後退し、年齢よりも7~8歳老けて見られる僕。一方の妻は、エステにエアロビ、ヒアルロン酸にコラーゲンと、月何万円もかけ、時には30代後半に見られたりします。
この前も夫婦で洋食屋さんに入ったら、マスターから「ご主人、若い奥様で幸せですね」といわれ、女房も「私、いくつに見えます?」と喜び、マスターが「う~ん、36歳ですか?」というと、「ピンポーン!」と、調子に乗る始末。
男って不利ですよ。周りの目もあるし、今さらカツラもつけられませんしね。比べて、女房はヘアピースで髪をふっくらとさせ、補正下着で体型もスッキリ。でも脱げば、おっぱいもお尻も垂れ下がっているのに、そんな本当の体型を知らず、「奥様、ぜひもう一度、そのキレイな姿でご来店を」と歯の浮くようなことをいう洋食屋のマスター。女房は「主人とまた来ますね」っていったけど、二度と来ねぇよ!
※週刊ポスト2011年6月17日号