梅雨だけでもうっとうしいのに、そのうえダンナまでうっとうしかったら、妻はたまったものじゃない! 福岡県でブティックを経営しているWさん(43才)は、営業妨害ともとれる夫(50才)の最悪な服のセンスに頭を痛めているという。
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いつも通り、上はランニング。下はシミだらけの10年モノのチノパンで、足元は石田純一風に裸足だけど、靴はいつも会社に履いていく革靴。ここまで“キメられる”と、常連さんも、仕方なくただ笑うしかないって。
デパートに買い物に出かけたときだって、この格好なのよ。
ダンナは肩が細い昔ながらのランニングが好きで、しかも、指先でこすると破れるくらいクタクタが「肌になじんで着やすい」んだって。それって、いま流行りのタンクトップじゃなくて、“下着”よ。
家の近所だけならまだしも、旅行先でも、すぐランニング。道を歩くと現地の人に間違えられてすぐ道を聞かれるの。
最悪なのがドライブ。出発のときはケンカ腰でポロシャツを着せても、目を離したスキに、ランニング&ステテコで「これがいちばん楽」って平然。赤信号でピタッと両隣に車を止められた日には、家族は身の置き所がないわよ。ジロジロ見られてクスクス笑われるんだから。ほんと、迷惑。
で、この夏は省エネでスーパークールビズが話題でしょ? 「オレみたいな格好のことだろ? ついにオレの時代が来たか」って、いまからあのバカ、張り切ってるわ。
※女性セブン2011年6月23日号