1月にメンバー3人が所属事務所との専属契約解除の申し出をしたが、分裂の危機を乗り越え、3か月後に円満解決したKARA。韓流作家、ジャーナリストの木越優さんはこう説明する。
「契約の管理や経理がずさんだったり、現場慣れしていないマネジャーがメンバーをケアしなかったりと、事務所の担当者があまりに未熟だったことが主な原因でした。東方神起と違ってKARAが5人に戻れたのは、ある意味、原因が単純だったことと、東方神起の前例を見て騒動のデメリットを学んだからでしょう」
一方、2009年7月にジェジュン、ユチョン、ジュンス(JYJ)が、長期専属契約と収益配分問題を理由に、所属事務所を相手に専属契約停止を申請、3対2に分裂した東方神起は、どんな状況なのか。
「事務所とタレントの関係が日本より家族的な韓国で、JYJがしたことはいわば裏切り行為ととる人が多いよう。大手芸能事務所を敵に回したことから、活動が思うようにいかず、葛藤しているとも。反対にユンホとチャンミンは、1年間ひたすら沈黙を続けてきたことが、日韓ともにかなり評価されています」(木越さん)
※女性セブン2011年6月30日号