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片山晋呉 勝てない時代支えた糟糠の妻と別居4年の離婚危機

 かつて5回の賞金王に輝いた片山晋呉(38)。実は現在、片山は妻であるAさんとの間に大きなトラブルを抱えていた。

 片山夫妻を知るあるゴルフ関係者がいう。

「実は4年ほど前から夫婦は別居状態になっているんです。今も関係は修復できず、離婚に向けて話し合いが進んでいるらしい。まァいまどき離婚なんてよくある話ですが、どうも奥さんの方が片山の女性関係に怒っているようなんです」

 今後もゴルフ界のトップに立っていく実力のある選手が、家庭問題にひきずられて本来の実力を発揮できないとすれば、ファンにとっても残念なことだ。

 Aさんは、片山晋呉の「勝てない時代」を支えてきた、いわば糟糠の妻だ。

 日本大学在学中には、日本オープン選手権のベストアマを獲得したほか33ものタイトルに輝いていた片山だが、1995年のプロテスト合格後は、鳴かず飛ばずのシーズンが続いた。1998年、ようやくツアー初優勝。片山とAさんが結婚したのは、その翌年、1999年のことだった。

「Aさん自身も、アマチュアゴルフの選手で、今でも70を切るスコアで回ってくるほどの腕前です。2人は10代の頃からお互いよく知った友だちだった。片山さんがプロ入りをした頃から交際を始め、一番辛い時期を支えたのが彼女でした。片山さんより2歳年上ですが、パッチリした瞳に、白い肌が印象的な美人ですね」(前出・ゴルフ関係者)

 Aさんのバックアップもあり、結婚を機に片山は大ブレイクする。

 2000年にはメジャータイトルのゴルフ日本シリーズ・JTカップやダンロップ・フェニックストーナメントなどのビッグタイトルを獲得。初の賞金王に輝いた。

 片山は当時から周囲のプロも脱帽するほどの「練習の虫」として知られている。プロ野球選手など他のスポーツのトレーニングを積極的に採り入れ、昼夜を問わず練習に励む。

 さらに、健康管理も徹底していて「時間ごとに様々なサプリメントを飲み分け、左右の体のバランスを整えるために、右利きなのに左手で箸を持って食事していた」(前出・ゴルフ誌記者)というほどだ。

 デビューから5年。2000年は、片山のそんな日々の努力が結実した年だった。Aさんも、夫の活躍を心から喜んだに違いない。ところが成功は夫婦に思わぬ亀裂を生んだ。

 2007年頃、片山とAさんの別居が始まったのである。実は、別居を望んだのは片山のほうだったという。

 片山の知人がいう。

「その頃、片山さんは背中や右膝の痛みに悩まされていた。そんなこともあって、自分から“ゴルフ漬けの日々を過ごしたいから、別に部屋を借りてもいいか?”と切り出し、Aさんも承諾したそうです。しかし、昨年夏、何か2人の間に決定的なトラブルがあり、とうとうAさんも離婚を決意したと聞いている」

 しかし今、離婚に向けた話し合いは暗礁に乗り上げてしまっているという。

 前出・片山の知人がいう。

「いったんは巨額の金銭を奥さんに渡す、ということで夫婦間では合意していたらしい。ところが離婚の話し合いに家族が口を挟んできて、お金をめぐって大変なことになってしまっている。奥さんもこれからの生活を守るために必死で、今後、離婚調停が始まることになりそうです」

※週刊ポスト2011年7月1日号

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