時代は「片づけ」を求めている。昨年来、執着心を捨てるというヨガの考えを片づけに取り入れた「断捨離」がブームになり、片づけや収納術に関する数々の書籍がベストセラーになっている。
そのブームの背景には、片づけを苦手とする女性が多いことがある。そこで、本誌は30~50代の女性に対しアンケート行った。
『家事の中で何が嫌いですか?』(複数回答)という問いに、「掃除、片づけ」と答えた人が68%で約7割。次いで「料理」37%、「洗濯」12%、「買い物」9%、「嫌いなものはない」という回答が14%となった。また、「頑張っても家族の誰もほめてくれない」「買い物みたいにストレス発散にならない」などの意見が聞かれた。
『片づけは得意ですか?』との問いに対し、「どちらかといえば得意ではない」28人、「得意ではない」23人となり、半数以上が「片づけが得意ではない」と回答した。一方、「どちらかといえば得意」21人、「得意」5人で、片づけが得意な人は4人に1人という結果になった。また、「どちらともいえない」と答えた人は23人だった。
『なかなか捨てられないものは?』(複数回答)の回答でもっとも多かったのは「洋服」で68%だった。その理由として、「高かったと思うと、もったいなくてなかなか捨てられない」「またいつか着るかな、と毎回悩んでしまう」などがあった。以下は、「小物・雑貨類」50%、「写真など思い出の品」47%、「食器類」43%、「本・雑誌」39%、「人からもらったもの」33%、「アクセサリーや靴の空き箱」28%、「趣味で集めているグッズ」25%、「化粧品などのサンプル」20%、「特にない」が5%となった。
※女性セブン2011年6月30日号