リアルな結婚指南書『普通のダンナがなぜ見つからない?』(文藝春秋、900円)の著者・西口敦さん(42)は、結婚ビジネス最前線にいる元戦略コンサルタント。
その著書では、婚活中の男女が求める“普通の人”や“同じ価値観”といった、容易に答えの出ない“思考停止ワード”を数字で解き明かすほか、会員から聞いたリアルな意見など、徹底的な現状分析をはかり、問題解決へと導いていく。
本誌でのインタビューにあたり、「女性セブン読者のかたの多くが既婚でしょうが、周りに独身者がいる場合はアドバイスに役立ててもらえれば」という西口さん。
では、他人にアドバイスするとしたら、何が大事なのだろう?
「まずは、【1】男女は違う生き物だと認識して好かれる努力をすること。少々ベタでもいいので“素直で優しくて気が利く女性”を演じてください。
次に、【2】惚れ力。相手を好きになる力が重要です。65点をOKラインに想定し、次につなげるくらいでないといけません。
そして、【3】決断力。何が重要なのか、譲れないポイントを決めるということ。全部“普通”という難関と違って、“ここがいい”という条件のほうが圧倒的に探しやすくなります。あとは、出会いが少なければ、物理的に出会いの数を増やすことですね」
中でも、【2】の相手のことを好きになれる惚れ力が高ければ、相手探しが容易になる、と西口さん。結婚相談所のオーネットでも、バツイチ女性のほうが成婚スピードが速いのだそうだ。それは、相手の欠点を受け入れ、よい所を見つけて好きになれるため、つまり惚れ力が高いからなのだそう。何度も結婚ができる人がいるのは、そのせいだったのだ。
※女性セブン2011年6月30日号