いまや韓流No.1プリンスとなったチャン・グンソク(23)。俳優としての彼のポジションを飛躍的に上げたきっかけは2006年10月から放送されたドラマ『ファン・ジニ』への出演だった。
当時韓国のテレビドラマ界は、最高視聴率50%を超えた『朱蒙』など、時代劇が爆発的な人気を博していた。『ファン・ジニ』は女性を主人公にした華やかな作品で他の時代劇とは一線を画した。グンソクはその主演女優ハ・ジウォン(32)の初恋相手役に抜擢されたのだ。そしてその演技が高く評価され、KBS演技大賞を受賞した。
以降、韓国での若手俳優としては不動の地位を得て、演技大賞のような授賞式では常連となった。しかし、現状の人気に甘んじることなく、ときには、あえてこんな決断をすることも。それは、韓国で放送前から大きな話題となっていた『花より男子』(2009年放送)への出演オファーを断ったことだ。
彼はよく「人生はBで始まってDで終わる」という話をする。
「“Birth”で生まれて、“Death”は死ぬ。で、(BとDの間にある)Cっていうのは“Choice”である。このチョイスをどうするかによって、人生は全然違うものになる」と――。
台湾や日本で大ブームになったこのドラマの韓国版に出演しなかったのも、それ以降の彼の道をつくる、意味のあるチョイスとなった。
※女性セブン2011年6月30日号