小雨の降る東京・六本木ヒルズ。6月中旬のとある日の夕方4時過ぎ、1組のカップルがショッピングをしていたのだが、行く先々でまわりの注目を一身に集めていた――。そのカップルとは、現在離婚協議真っ最中の紗栄子(24)と北海道日本ハムファイターズ・ダルビッシュ有投手(24)。
「え、離婚したんじゃなかったっけ?」――行き交う人たちは、ふたりを見てそんな言葉を口にしていた。しかし、そんな視線も囁きもお構いなし。ふたりは、生活雑貨店、子供服店などでショッピングを続けた。
紗栄子が行きたい場所を見つけると、ダルビッシュは大きな荷物を持ったまま、嫌な顔ひとつせず、その後ろをついて回っていた。
それにしても、対照的なのは、約40センチにもなる身長差ばかりではなかった。Tシャツにジーンズ、サンダル姿というラフなダルビッシュに対して、紗栄子は完全にお出かけ仕様。ウエーブのかかった髪はふんわりおろし、アクセントに、きゃしゃなリボンをつけていた。
胸元と肩を出したミニワンピに黒のパンプスをあわせ、手には赤いシャネルのチェーンバッグ。アクセサリーはほとんどしていなかったが、年俸5億円、先日も46イニング連続無失点と絶好調で、メジャー入りまちがいなしのカレこそがいちばんの宝石のようだった。
彼女はまるでみんなに見てもらいたいかのように、ゆっくりゆっくり、2時間ほどショッピングを楽しんだ。
※女性セブン2011年7月7日号