未公開株売買をめぐる3億7000万円の詐欺と恐喝未遂罪に問われていた羽賀研二被告(49)。6月17日6大阪高裁で控訴審判決が行われ、一審の無罪判決は破棄され、「卑劣で破廉恥」「反省の態度が見られない」と懲役6年の実刑がいいわたされた。
そんな羽賀は、今年3月から故郷・沖縄に移住。そこで妻と1才の長女とともに生活をしていた。女性セブンは移住直前に、羽賀からこんな話を聞いている。
「もう3年半、仕事をやっていないんですね。オファーをいただいても係争中となると表に出るわけにはいきません。ですから、現在はいままでの蓄えで生活している状況です。無駄遣いもできませんし、沖縄で暮らそうかと思っています…」
沖縄移住の最大の決め手は母親の存在だったという。
「今回の件でお袋には心配かけ通しで、心労もすごくあって。気弱になっているんです。だからそばにいてあげたいんです。裁判でいい結果が出たとしても、東京で仕事をするのではなく、家族一緒に沖縄で暮らそうと思うんです」
無罪を一切疑わず、老いた母親との生活を夢見ていた羽賀だったが、今回の判決で事態は一変してしまった。上告したとしても、逆転したケースはほとんどなく、厳しい状況は否めない。こんな息子のピンチを母はどんな思いで見つめているのだろう。
※女性セブン2011年7月7日号