漫画家・本宮ひろ志氏は1982年、本宮氏本人を主人公に、「参議院選挙に全国区から立候補する」と宣言して『やぶれかぶれ』の連載を開始。菅直人氏が選挙の指南役として登場したものの、全国区がなくなったため出馬を断念した経験を持っている。
その本宮氏が、プロインタビュアーの吉田豪氏とのインタビューで、菅直人首相との親交についてこう語っている。
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吉田:政治家といえば、本宮さんは菅直人総理と親交が深かったじゃないですか
本宮:ああ、結構ゴルフに行ったりとかしたけど。
吉田:菅総理のパンフの絵とかも描いてましたよね?
本宮:描いてます(笑)。総理大臣になった日に、試しに携帯に電話してみようかと思ったら出ちゃって。「いや、なっちゃったよ」とか言うから、「簡単に辞めないでよね」って。そしたら「本宮さんにも何かやってほしい」って言われて、「俺は絶対にやらねえ。考えるだけ無駄だからやめてくれ」って。俺は基本的に公なところから金をもらうのだけは、死んでもしたくないんだよ。
※週刊ポスト2011年7月8日号