今年3月に三回忌を迎えた藤間紫さん(享年85)は、いま天国でどんな思いで、遺してきた夫・市川猿之助(71)を見つめているだろうか。
「私にとりまして、いちばん大切な人でした」
2009年3月、藤間さんが亡くなったとき、涙を浮かべ、こう語っていた猿之助だったが、もはや彼女のことはもう頭にはないのだろうか。藤間さんが生前、「自分が死んだ後も、猿之助さんが困らないように」と遺した、ふたりの思い出が詰まった都内の高級マンション。猿之助はここで別の女性と一緒に暮らし始めたというのだ。
その女性とは、昨年2月に発覚した猿之助の“老いらくの恋”のお相手・A子さん。彼女は福岡出身の40代の女性で、実家は一族から政治家も輩出する名家。地元のテレビ局勤務の後に、歌舞伎を上演する博多の劇場に転職。この仕事が縁で猿之助と知り合ったという。
8年前に脳梗塞を患って以来、体調が万全でない猿之助のために、A子さんは地元の介護福祉の専門学校に通うなどして献身的にサポートしてきた。そして昨年8月、A子さんは、専門学校を修了したのと同時に上京したのだった。ふたりの関係について梨園関係者はこう話す。
「このときも一緒に暮らしたいと猿之助さんは話していたんですが、周囲の反対もあって、A子さんは、猿之助さんのマンションから徒歩5分ほどのところに部屋を借りて、彼の部屋へ通っていたんです。食事や掃除だけでなく、猿之助さんの身の回りの世話すべてを彼女がやっていたそうです」
通い妻として夫婦同然の生活を送っていたふたりだが、結局、それだけでは物足りなかったようだ。
「猿之助さんは、藤間さんの三回忌を終えると、それまで反対していた関係者に“三回忌も終わったから、これからは堂々とする”といって、A子さんに部屋を解約させて、自分のマンションで同棲を始めたんです」(前出・梨園関係者)
※女性セブン2011年7月14日号