ママボーイ――韓国では母親ととても仲良しの男性のことをそう呼ぶ。生前のパク・ヨンハさん(享年32)は、ママボーイを自任しており、財布には高校時代の母親の写真をいつも入れていた。その母親であるオ・ヨンランさん(59)が、生前のヨンハさんの知られざるエピソードを語ってくれた。
ヨンハさんが亡くなる直前に電話で話をしたというJYJのジェジュン(25)。かつて同じマンションに住んでいたこともあり、ヨンハさんはジェジュンを弟のようにかわいがっていた。
「ジェジュンさんは心の温かい子で、たびたび電話をくれて、“お母さん、ちゃんと食事をとってくださいね”なんて声をかけてくれます。ある日、メールでやりとりをしているときに“何が好きですか?”と送られてきたので、私が“考えておくわ”と返したら、すぐに電話をかけてきて“お母さん、かに料理はどうですか?”というんです。“あぁ、いいわね”といったら、とても素敵なレストランに招いてご馳走してくれました」(ヨンランさん)
また、ヨンハさんが売れない時代からの大親友であるソ・ジソブ(33)とは、こんなこともあったという。
「娘と一緒に外で食事をしながら、お酒を飲んでいたことがありました。そしたら息子がとても恋しくなって…。“そうだ! 私にはジソブがいるじゃない”と、彼に電話をかけてしまったんです。“あなた、いまどこにいるの?”と聞いたら、“オモニは、どこにいるんですか?”といって、すぐに駆けつけてくれました」(ヨンランさん)
かつてヨンハさんが仕事に出かけるとき、ヨンランさんは“お母さんのほっぺにポッポして”とねだることがあった。すると彼はすごく恥ずかしそうにしながらもキスをしてくれたという。
「そんなことがふと思い出されて、彼に“ねぇジソブ、お母さんのほっぺにポッポして”といったら、彼は私のほっぺにチューをしてくれたんです。まるで息子からキスを受けたみたいにとても温かい、満たされた気持ちになりました」(ヨンランさん)
※女性セブン2011年7月14日号