昨年の「好きな女子アナウンサーランキング」(オリコン調査)で1位に輝いた日本テレビの大物アナが、ついに8月末で退社する。西尾由佳理アナ(33)の最後の仕事は8月20~21日放送の『24時間テレビ』総合司会となる。
西尾アナは昨年9月にCMプランナーと結婚。朝番組でコンビを組んでいた羽鳥慎一アナも今年3月末で退社しており、彼女の退社も秒読みといわれていた。とくに日テレは今年の賃金改定で大幅な給料カットが断行され、フリー転向への環境は整っていた。
同じく人気アナで昨年末にフリーとなった元フジテレビの高島彩は現在年収1億円超ともいわれている。西尾アナも間違いなくアヤパンクラスであり、現在の年収から数倍のアップが期待できる。しかし、芸能レポーター・井上公造氏の見方は少々異なる。
「フリーになるアナウンサーのいちばんの目的はやはりお金でしょうが、西尾アナの場合はお金よりも結婚生活を充実させて、プライベートの時間を大切にしたい思いが強いようです。そういう意味では他のアナウンサーとは少し違ったタイプですね」
彼女は収録を終えたら真っ先に帰宅し、番組の打ち上げや飲み会にはほとんど顔を出さない。さらに残業嫌いが深刻で、口癖のように「休みがほしい」と同僚にこぼしていたという。
日テレ関係者がいう。
「羽鳥さんは現在コンビを組んでいるフリーの赤江珠緒さんと西尾アナを比較して、『2人は真面目なところは似ているけど、赤江さんは“仕事をするのを嫌がらないタイプの西尾”だ』なんていっていました。羽鳥さんをはじめ、日テレの看板アナが次々と辞めていく中、西尾アナにかかるプレッシャーは大きかったはず。この辞め時を逃すとなかなか抜けられない状況になったのでは」
※週刊ポスト2011年7月15日号