7年連続の視聴率三冠・フジテレビにも危機感は募っている。何より懸念されているのが、昼の長寿番組『笑っていいとも!』の不振である。フジテレビの局員がいう。
「これまでは、他局の追随を許さなかった『いいとも』ですが、ここにきてTBSの情報番組『ひるおび!』に負ける日がちらほら出てきている。6月14日は、『ひるおび』だけでなく『ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系)にも負けて3位。視聴率5%台も珍しくなく、“潮時か”という声も出始めている」
かつて『おもいッきりテレビ』(日本テレビ系)など数多くのライバル番組との対決を制してきたお化け番組の姿は、もはや見る影もない。
「大ヒットしたドラマ『マルモのおきて』にそのまま乗っかって、曜日横断で『マルモ』出演権をかけた子役オーディション企画をやるなど、スタッフたちも必死です。でも、安易にウケそうな企画を連発すればするほど、昔の『いいとも』にあったいい意味での悪ノリ感がなくなってきている」(前出・フジテレビ局員)
※週刊ポスト2011年7月15日号