夏の暑さを乗り切るために、汗をいっぱいかきながら食べたいのが韓国料理! ……というわけで雑誌『料理王国』誌の元編集長・土田美登世氏がセレクトした『ハンヤン』(東京・新大久保)の「参鶏湯(サムゲタン)」を紹介します!
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いま、ニッポンで一番アツい街は新大久保でしょう。平日でもすごい。韓流好きの人、人、人。この街の熱気に負けないように韓国の栄養食を食べて元気を出したい。
ここ『ハンヤン』ではボリュームたっぷりの参鶏湯がランチタイムに780円で食べられる。鶏1羽のおなかにもち米、朝鮮人参、なつめ、栗、にんにくなどを詰め込み、出汁でじっくりと煮込む。スタッフが朝5時から仕込んでいるそうだ。
ここでは骨付きの半羽が1人分で、グツグツの鍋が目の前に運ばれてくる。夏なのに鍋? いいんです。韓国では日本の土用丑の日のウナギように、夏の暑いときにこそこれを食べるのですから。
コラーゲンたっぷりのスープを飲み、コショウと塩をかけながら柔らかく煮込まれた鶏肉を食べ、口直しには一緒に付いてくるキムチやカクテキをつつく。体の芯からポカポカしてくる。このまま再び熱い街へ。書いているだけで汗が出てきた。
■『ハンヤン』の「参鶏湯(サムゲタン)」 780円(ディナーでは1550円)
【住所】東京都新宿区大久保1-14-18 バリュー大久保ビルB1
【営業時間】11~16時、17~22時半(LO)
【定休日】火
【カード】可
新大久保駅から大久保通りを徒歩5分。人気の韓国家庭料理店。80席くらいの明るい店内はいつもにぎやかだ。ランチは「石焼きビビンバ(780円)」「キムチチゲ(980円)」など15種類が用意されているが、夜のメニューも食べられる。おすすめは「生サムギョプサル(1人前1030円。2人前から)」。ぶ厚い豚バラ肉を焼き、サンチュに巻いて食べる。
撮影■岩本朗
※週刊ポスト2011年7月15日号