ベストセラー『間違いだらけのクルマ選び』著者の徳大寺有恒氏は1964年日本グランプリでレーサーとしてデビューした後、フリーの自動車ジャーナリストになった。中学時代からクルマの運転に親しんできた徳大寺氏がこれまでにハンドルを握ったクルマは数知れないが、氏が愛したクルマのひとつに、ベントレー・コンチネンタルがある。
氏は、同車を、アメリカ西海岸の風光明媚な景勝地を通る17マイルドライブ沿いにあるカーメルという芸術の街で出会ったオーナーから、約1500万円で購入したという。
氏によると、コンバーチブルの良さは、歩いている人と同じ空気を吸えること。正月の皇居周辺の静謐な空気の中をこのベントレーで何度も走ったとのことだ。
※週刊ポスト2011年7月15日号