給料が減る時代で、さらにはボーナスまで減ってしまったという方も多いだろうが、ここで注目したいのが「投資」。都内在住の専業主婦・A子さんは、サラリーマンの夫、中学生と小学生の子供の日常を支えながら、あいた時間で生活費を稼いでいる。
「家が欲しくて貯めた1000万円の貯金がありました。しかし、夫の給料は今後どうなるかわからないので自宅購入は延期し、その資金で投資を始めました。半分の資金で年利1%くらいの個人向け社債を買い、残りは株で運用しています。
私の投資法は単純です。ニューヨーク・ダウが値上がりした翌日の日本市場は、高値で寄り付いてから10時くらいまでに下げ、それから前引けまでにまた上がることが多いので、『10時に買って11時に売る』という取引を繰り返しています。
コマツや三菱商事のようなグローバル企業でも1%くらいの利ザヤが稼げる。月に5万~10万円くらいは利益を得ていますから、子供の塾代は賄えています」
※週刊ポスト2011年7月15日号