K-POPから映画やドラマまで、韓国エンタメは、いまや国を挙げた産業として“輸出”前提で制作されている。その制作の背景には様々な興味深い小ネタも多い。
多くの韓流スターを取材してきたシネマ&ドラマ・ライターの村上淳子さんは「たとえば携帯電話を使うシーンでは、中国製と韓国製の2バージョンで撮影しておき、放送される国で使い分けられているなんてことも」と説明する。
ちなみに、韓流俳優に好きな日本の女優を聞くと頻繁に名前が挙がるのが蒼井優(25)。「韓国で100万人を動員した邦画『Love Letter』と同じ岩井俊二監督作品(『花とアリス』)に出演したのが理由で、多くの人が見て、魅了されたよう」(村上さん)。そのほか『のだめカンタービレ』の上野樹里(25)も人気。
また、最近の韓国エンタメでは、演技+アイドル「ヨンギドル」が続々と登場しているという。「2004年当時、リュ・シウォン(38)が“韓国だと俳優と歌手の両立はどっちつかずといわれてしまう”といっていたことが。ここ数年で状況は変わり、2PMのテギョンのほか、歌もMCもこなすイ・スンギ(24)などマルチタレントも増加」(村上さん)。
※女性セブン2011年7月28日号