国内

就活差別 偏差値60以下大学生のエントリーシート見ない企業も

【真夏の就活講座・1】今日より作家・人材コンサルタントの常見陽平氏による、四日間連続の就活講座を開きます。就活に汗をかいている学生さんはもちろん、人事担当者、若手社員とのコミュニケーションに悩む中間管理職の皆様にもお勧めです。

*    *    *

就活でやっぱり強いのは東大を頂点とするSクラスの一流大学の学生です。水面下の学歴差別は進んでいて「偏差値60以下の大学生のエントリーシートはみない」という企業もあるくらいです。

しかし東大の新卒学部生は約3400人のうち、就活市場に出てくるのは1000人程度だと言われています。他は公務員試験、司法試験や、大学院進学などに挑戦する。ところが全国に東証一部上場企業は1700社弱。単純に考えて半分近くの一部上場企業は東大生を採用することができません。

また一般消費者を対象にしているコンスーマービジネスを展開している企業では、エリート学生ばかり採用していると「それで一般消費者の気持ちがわかるのか」という批判を浴びたりします。

実際は、東大生などSクラスに限らず、やや幅を広げて採用します。

最近面接で流行っているのが、高校名を確認して、さりげなく大学への入り方を質問することです。

高校名をチェックするのは、大学はSクラスではないのに高校は超有名進学校という人を探しているからです。小学校のときに日能研の全国模試で一番取ったことあるのに、高校で遊びすぎて大学のランクは低めという学生が本当にいるんですよ(笑)。そういう学生は「地頭の良さ」が期待できる。

入り方を聞くのは、最近の私立に多い推薦・AO入試組かどうかをチェックするためです。私学最難関の某大学某学部でも、一般入試で入学するのは約4割で、6割は推薦・AOだと言われています。

AOの学生はとびきり優秀な方もいますが、基礎学力が不足している学生もまた多い。推薦は入試という競争を経験していないだけにストレス耐性が低いことを懸念する人事担当者もいます。

では「地頭の良さ」はどうすればわかるのか。SPIなどの各種診断テストもありますが、考え抜かなくてはならない問題に答えさせるという手も。ここで紹介したいのは実際にとある有名企業の最終面接で出された質問です。

「全国47都道府県のうち、日本から除外するとすればどこの都道府県が良いか」

ひと晩、理由も付けてじっくり考えてみてください。答え合わせは明日やりましょう!

トピックス

シーズンオフをゆったりと過ごすはずの別荘は訴訟騒動となっている(時事通信フォト)
《真美子さんとの屋外プール時間も》大谷翔平のハワイ別荘騒動で…失われ続ける愛妻との「思い出の場所」
NEWSポストセブン
選手会長としてリーグ優勝に導いた中野拓夢(時事通信フォト)
《3歳年上のインスタグラマー妻》阪神・中野拓夢の活躍支えた“姑直伝の芋煮”…日本シリーズに向けて深まる夫婦の絆
NEWSポストセブン
学校側は寮内で何が起こったか説明する様子は無かったという
《前寮長が生徒3人への傷害容疑で書類送検》「今日中に殺すからな」ゴルフの名門・沖学園に激震、被害生徒らがコメント「厳罰を受けてほしい」
パリで行われた記者会見(1996年、時事通信フォト)
《マイケル没後16年》「僕だけしか知らないマイケル・ジャクソン」あのキング・オブ・ポップと過ごした60分間を初告白!
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
【七代目山口組へのカウントダウン】司忍組長、竹内照明若頭が夏休み返上…頻発する「臨時人事異動」 関係者が気を揉む「弘道会独占体制」への懸念
NEWSポストセブン
『東京2025世界陸上』でスペシャルアンバサダーを務める織田裕二
《テレビ関係者が熱視線》『世界陸上』再登板で変わる織田裕二、バラエティで見せる“嘘がないリアクション” 『踊る』続編も控え、再注目の存在に 
NEWSポストセブン
会話をしながら歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《ベビーカーショットの初孫に初コメント》小室圭さんは「あなたにふさわしい人」…秋篠宮妃紀子さまが”木香薔薇”に隠した眞子さんへのメッセージ 圭さんは「あなたにふさわしい人」
NEWSポストセブン
試練を迎えた大谷翔平と真美子夫人 (写真/共同通信社)
《大谷翔平、結婚2年目の試練》信頼する代理人が提訴され強いショックを受けた真美子さん 育児に戸惑いチームの夫人会も不参加で孤独感 
女性セブン
海外から違法サプリメントを持ち込んだ疑いにかけられている新浪剛史氏(時事通信フォト)
《新浪剛史氏は潔白を主張》 “違法サプリ”送った「知人女性」の素性「国民的女優も通うマッサージ店を経営」「水素水コラムを40回近く連載」 警察は捜査を継続中
NEWSポストセブン
石橋貴明の現在(2025年8月)
《ホッソリ姿の現在》石橋貴明(63)が前向きにがん闘病…『細かすぎて』放送見送りのウラで周囲が感じた“復帰意欲”
NEWSポストセブン
ヘアメイク女性と同棲が報じられた坂口健太郎と、親密な関係性だったという永野芽郁
「ずっと覚えているんだろうなって…」坂口健太郎と熱愛発覚の永野芽郁、かつて匂わせていた“ゼロ距離”ムーブ
NEWSポストセブン
新潟県小千谷市を訪問された愛子さま(2025年9月8日、撮影/JMPA) 
《初めての新潟でスマイル》愛子さま、新潟県中越地震の被災地を訪問 癒やしの笑顔で住民と交流、熱心に防災を学ぶお姿も 
女性セブン