現在放送中のNHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』で主演を務める上野樹里(25)。芸能事務所・アミューズの看板若手女優として大活躍中の上野だが、デビュー当時は別の事務所に所属していた。
上野が2004年まで所属していたのは「ウィルコーポレーション」という事務所。主にモデルが所属しており、上野も当初はモデルを目指していたという。その後、上野は「クレアラシル」のイメージガールのオーディションに合格してCMに出演。さらに、「ダノンヨーグルト」、「J-PHONE」などのCMに出演したほか、映画『スウィングガールズ』では主演の座を射止めた。それらのすべてが、オーディションを勝ち抜いて手にした仕事だったという。ある芸能関係者はこう話す。
「とにかく、上野はオーディションに強いという印象でした。『スウィングガールズ』も、もともとは有名事務所の若手女優が主演に内定していたらしいのですが、監督がオーディションで見た上野に惚れ込んで、主演に抜擢したともいわれています」
そして上野は、大手芸能事務所・アミューズに移籍することとなるのだが、それもかなり異例の形での移籍となった。
「“自分を育ててくれた事務所に不義理をすることはできない”といって上野はアミューズへの移籍を拒んだそうです。そこでアミューズは上野を引き抜くために、ウィルコーポレーションごと吸収したんです」(前出・芸能関係者)
2004年、上野が所属していたウィルコーポレーションはアミューズに吸収合併され、上野を含むウィルコーポレーション所属タレントがそのままアミューズに移籍することとなった。この時アミューズに移籍したタレントのなかには、その後ブレイクを果たす吉高由里子(22)もいた。
「上野ひとりのために事務所をひとつ吸収するわけですから、アミューズとしても冒険だったと思います。でも、上野はもちろん吉高までもが結果を出している現状を見れば、大成功だったといえるでしょう」(前出・芸能関係者)