節電の夏だ。しかも記者の自宅はエアコンが壊れており、必然的に扇風機の夏になっているこれ以上猛暑日が続くと「熱中症の夏」になってしまうかもしれない。その前にどうしたらいいのか。
節電とダイエットは似ている――という人がいる。がむしゃらな節電やダイエットは体を壊す。また、記録をきちんとするだけの「レコーディング」の効果が高い。この2点が特に似ているところだ。
「レコーディング節電」と言われてもピンとこない人が多いかもしれない。そこで使えるのが、トレンド雑誌『DIME』のアプリ情報サイト「App DIME(アップダイム)」だ。この夏、ネットで注目されているのは、「スマートフォンで節電しよう」というテーマ。
「え? スマートフォンで節電って何それ、できるわけないだろう」と思わないでいただきたい。
「スマートフォンのアプリで、我が家は最大20%くらいの節電をしました」と教えてくれたのは、デジタル系に詳しい、ジャーナリストの小口覚氏。デジタルダイムにも、節電アプリ『iDenkiMeter』を実際に使用した報告を載せている。
「自宅の電気メーターを見て、それをiPhoneに書き込むようにしてあるアプリなんです。このアプリが面白いのは、使用電力量や、平均電力量の節電っぷりに応じて『戦闘力』がアップダウンすること。ツイッター上でのランキングが上がったり下がったりするんです」
へええっ、面白そうだ。
「今まではどのくらい電気を使っていたかなんて気にしていなかったんです。でも、メーターを毎日見て、アプリに記入するようになって、自分がどのくらい電力を使っているかが気になってきたんです。実際に家庭の電球をLEDに変えるなどして、電気使用量は昨年同月比10~20%の減少を達成できました」(小口氏)
こういった気の効いた節電アプリは小口氏によると、他にもまだまだあるという。たとえば、iPhoneアプリでいえば、
『電気予報』
http://www.appdime.jp/2011/07/04/p-13898
オススメの理由:
節電・停電ページなどに掲載されている『電気予報』を簡単に確認できる。今電力がどのようになっているかが、スマートフォン上でわかるのが便利だ。
『節電壁紙HD』
http://www.appdime.jp/2011/07/04/p-14586
オススメの理由:
iPhone4のバッテリー消耗を抑えるために、いつも使っている壁紙を節電モードに加工できる。iPhoneの充電周期を長くすることができ、ユーザーとしてはありがたい。しかも節電の意識を持ち続けることができる点もいい。
また今やユーザー数ではiPhoneを抜いたAndroid端末用にも、節電アプリがある。
『電力の使用状況ウィジェット』
http://www.appdime.jp/2011/07/04/p-14529
オススメの理由:
東電サイトで公開されている電力使用状況が、いちいちサイトへアクセスしなくても自動で情報を取得できる。自動車のメーターのようなウィジェットが、見やすい。また、グラフ表示すると、電力の現状が直観的に掴める。
『東京節電』
http://www.appdime.jp/2011/07/04/p-14607
オススメの理由:
起動するとまず電力消費率を表示してくれる。また、位置情報も取得させると、そのエリアの計画停電情報を教えてくれるのだ。東京電力のデータに基づいた情報を、わかりやすく伝えてくれるのが素晴らしい。
これらのアプリが掲載されている「App DIME」では『2011節電スマートフォンアプリ大賞』(主催/資源エネルギー庁)を開催、7月31日まで投票を受け付けている。iPhone、Android、いずれのアプリでもいいので、ひとり3つまでを応募できる(推薦アプリがひとつだけでも応募可)。応募いただいた方の中から抽選で5名に、『DIME』編集部セレクトの省電力扇風機がプレゼントされるという。
ちなみに応募には、アプリの名前とそのオススメの理由を最低ひとつ書けばいい。それで残暑厳しき折に、『DIME』編集部のセレクトした省電力扇風機が当たる。これは扇風機在庫の少ないこの夏、数少ないうまい話だ。アプリ紹介の「オススメの理由」などを参考に(コピペは多分しない方がいい)。