2008年3月2日に正式に交際開始して、わずか6日後に電話でプロポーズという超スピード婚だった高嶋政伸(44)と妻・美元(32)。しかし綻びるのも早かった。昨年8月に別居し、翌9月に離婚調停にはいったものの決裂。この3月、とうとう政伸が裁判を申し立てた。
結婚会見で、「子供は2人欲しい」と話していた政伸と美元。特に美元は、女の子が生まれてきたら「真花」と名付けたいなどと、子供を持つことへの強い思いを抱いていた。しかし、そんな美元の気持ちを知ってか知らずか、ふたりが結婚した直後のあるインタビューで政伸の母・寿美花代(79)はこんな発言をしている。「孫は欲しくない。産んでくれるなとはいわないけど」。
結婚したからといって家事や育児に専念する必要はない。家のことは、家政婦などプロに任せるべき、それが寿美の考えだった。実際、高嶋家には、平均年齢70才、住み込み3人、通い1人という計4人のお手伝いさんが常駐しているという。高嶋家を知る人はこう話す。
「当時、寿美さんは、息子と嫁が子供を欲しがっていることは知っていたから、それを否定しようとまでは思っていなかった。あくまで自分の考えとして話していたんです。ところが、美元さんを知るうちに、この嫁が子供を持ったら、大変なことになると思ったわけです。政伸さんにも“孫はいらない”としきりにいうようになりました」
美元は父と兄ばかりでなく、親戚含め、家族の繋がりをとても大事に考えていた。苦労してきた分、恩返しをしていきたいとも思っていた。
「新婚旅行の前に、家族全員で香港へ旅行に行ったり、父親やお兄さんの誕生日も盛大にお祝いしたり…もちろん、支払いは政伸さんだったと思います。これで子供が生まれたら、私立の学校に進学させたり、洋服をあれこれ買ったり、子供へかけるお金は膨大なものになっていくはず。そんな金銭感覚の嫁が母になることを寿美さんは認めることができなかったんじゃないでしょうか」(前出・高嶋家を知る人)
美元の浪費癖を目の当たりにし、また母の思いも知り、政伸の気持ちは妻から徐々に離れていった。
※女性セブン2011年8月4日号