7月18日午前5時35分ごろ。女子W杯の日本VSアメリカの決勝戦は延長戦に突入する直前だった。日本中が固唾をのんで、なでしこジャパンを応援しているとき、中継を担当していたフジテレビの青嶋達也アナウンサー(45)のこんな声が流れた。
「FIFAの女子版ではありますが、ワールドカップ…」
早朝から家族で起き、白熱する戦いを見守っていた都内在住の主婦のA子さんは、これを聞いて眉間にしわを寄せたという。
「わざわざ“女子版ではありますが”っていう必要ないですよね? 本人に悪意があったなんて思わないけど、心のどこかで、女性をバカにしている感じを受けました」
その彼の発言に、テレビ局関係者はこう話す。
「スポーツはやはり男社会になりがちなうえ、報道する側も圧倒的に男性の人数が多い男社会。それゆえに女子の競技を“たかが女子供のやってること”と下に見る傾向はあるかもしれません。今回の発言に、視聴者もそんな思いを抱いてしまったかもしれませんね」
※女性セブン2011年8月4日号