岡本夏生(45)は“ハイレグの女王”として芸能界に登場し、バブルを謳歌しながらも、やがてメディアから“干され”、芸能界の表舞台から姿を消した。そして、昨年、再ブレイクを果たした。それまでの10年について彼女が語ってくれた。
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「45年間生きてきて寂しいと思った日は一日もないの。私、片づけられない女なんだけど、ゴミ屋敷にひとりでいるのが最も好きっていうくらいだから。“結婚”と“ゴミ屋敷”だったら、迷わずゴミ屋敷をとるわよ」
いま日本では、離婚件数が婚姻件数の3分の1に達し、2分に1組の夫婦が離婚している計算になる。たしかに、結婚とはそれほど固執すべきものではないのかもしれない。
「大騒ぎして結婚しても、“キャンセル・プリーズ”の連続じゃん。みんなが結婚してるから“じゃあ私も”というルールはまったくないんだと思う」
岡本自身、結婚への憧れを抱いたことはないのだろうか。
「結婚願望は全然なくて、極端な話、いつでもできるやと思ってたけど、大間違い。いつでもできないのが結婚だって気づいたときにはもう遅かった。子供を産まなかったことへの後悔は若干ありますね。でも、結果的には子供は産まなくてよかったのよ。部屋がゴミ屋敷だから、子供が住めないじゃん(笑い)。足の踏み場がないんだから」
結局は、自分に合った、自分なりの生き方をする。「自分の幸せは自分で決める」ということ。そのためには“流されないこと”が大切だと岡本は話す。
「もちろん生きていくために、まわりに合わせることも必要かもしれない。だけど、合わせようとするばかりに流されてしまった自分は、どこに漂着していいかわからない。それでみんなウロウロしてるわけよ。“私、このままでいいのかしら”とか“間違った選択をしちゃったんじゃないかしら”とか」
※女性セブン2011年8月4日号