自分なりの美学だか何だか知らないけど、「イケてる」というダンナの勝手な思いこみのせいで、恥ずかしい思いをさせられている妻たち。福岡県在住のFさん(58才)は、いつもポケットをパンパンにさせている夫(57才)にもうウンザリ。
* * *
「男が手に袋なんかブラ提げて歩けるか」
というのが主人のたったひとつだけの美学らしいの。でも、年をとると必需品が増え、ズボンの前ポケットは携帯電話の形がクッキリだし、毎食後、のむ薬が3種類あるからピルケースは手放せない。それと眼鏡ケースに入れた老眼鏡、家のカギ、自転車のカギも。
うちのダンナ、それを全部、洋服のポケットに押し込めてるのよ。ズボンだけじゃ無理だから、暑い夏にわざわざポケットが付いてるからってジャケットを着ることも。
笑っちゃうのが日々の犬の散歩。こればっかりは手ぶらってわけにはいかないから、犬のうんち袋や、タオルを持って、さらに犬用の水筒を首から下げてぎこちなく歩く姿を見た近所の人にいわれたわ。
「もしかして不審者?って警察に通報しようと見たらオタクのご主人じゃないの」って。
※女性セブン2011年8月4日号