ブレイクを果たす昨年までの10年もの間、芸能界の表舞台から姿を消していた岡本夏生(45)。スキャンダルを起こしたわけでもない。事件に巻き込まれたわけでもない。ただ視聴者に飽きられ、メディアから“干された”。そんな “失われた10年”について語った。
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岡本は3.11の東日本大震災以来、「ひとり募金活動」を開始。頻繁に被災地を訪れ、物資や現金を届けている。
募金活動で集めた義援金はすぐに1円単位でブログで公開し、現金で被災地の人に直接渡している。
「私自身も初めに100万円を日本赤十字の団体に寄付したけど、そのお金がどこでどう使われたか、知りたくても知ることなど許されない。だったら目の前の困っている人にひとり1万円ずつ配ったほうがよっぽどわかりやすいと思ってさ。大きな組織に募金するのもいいかもしれないけど、小さいところに手渡しで顔の見える形で使ってもらう。そうすれば、この子が学校にはいったときにランドセル買ったよとか、扇風機買いましたよとか、ちゃんと見えるじゃん」
そして、支援活動を通じて、岡本は自分が芸能人である意味、自分が独身である意味がわかったという。
「結婚して小さな子供がいるとか、被災地に行きたくても行けない人はいっぱいいる。でも私は独身で子供もいない。猫や犬など動物も飼ってない。事務所にはいってないから仕事のスケジュールも自分で調整できる。それに再ブレイクしたおかげでお金も少しは余裕があるから、自腹で活動できる。私はたまたま芸能人だったから影響力がある。そう考えると、私が芸能人になった意味も、独立した意味も、結婚も出産もしなかった意味も、全部初めて答えが出たわけよ」
※女性セブン2011年8月4日号