夏場の水虫が増えており、女性の3人にひとりは水虫に悩んでいるという。そこで、皮膚科『永峯医院』の院長・永峯由紀子さんに、水虫予防の3か条を教えてもらった。
【1】常に足は“清潔”に!
「足は1日でコップ1杯以上の汗をかき、体の中でも最も汚れやすい場所。菌もたまりやすいので、清潔にすることが大事です。とくに指の間、足の裏側の指のつけ根付近、指と爪の間を意識して洗い、しっかりと洗い流しましょう。指と爪の間は古い歯ブラシなどを使うと洗いやすい。水気をしっかり拭き取ったら、仕上げに殺菌効果のあるクリームや、保湿ローションを塗る」
【2】“湿気”はNG!
「白癬菌は、高温多湿の場所を好みます。ストッキングやパンプス、ブーツなど、女性の足元は特にムレやすいので同じ靴は続けて履かず、1日履いた靴は風を通して湿気をとりましょう。バスマットも、こまめに干すよう心掛けて! 親が罹っていると子供にもうつります。バスマットやスリッパはよく洗い清潔に」
【3】菌の好物“角質”をオフ
「角質の成分である“ケラチン”は、白癬菌の大好物。余分な角質を除去して、白癬菌の繁殖を防ぎましょう。ただし角質ケアしても、ガサガサがよくならない場合は『角質増殖型』の可能性も。早めに専門医を受診して」
※女性セブン2011年8月4日号