大のフィギュアコレクターとして知られる経済アナリストの森永卓郎氏が、「ラブドール」のトップメーカー・オリエント工業を訪れた。「アキバで見たことがあり、事務所に置きたいなと思っていたんです」という森永氏。同社工場では「杏奈」という名前のラブドールが気に入ったという。そんな森永氏は続いて東京・上野にあるショールームに移動した。
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ショールームで森永氏は、セクシーランジェリーや浴衣などを身にまとったドールたちに囲まれ、すっかりご満悦の様子。
「工場では『杏奈ちゃん』がタイプだったけど、ここに来てみると小悪魔的な『小雪ちゃん』もカワイイなぁ~。それにしても、これだけリアルだと、人工知能をつければ人間の女性はいらなくなっちゃうよね」
そこが同社のプライドとこだわりにも通じている。
「もっとリアルにしようと思ったら、人の声に反応するロボットのようになったり、細かい部分でいえば瞼や口が開閉したりもできるでしょうが、少しでも人間らしくない違和感を持たれた時点で、ただの“玩具”になってしまうんです」(広報)
同社のラブドールに対する思い入れと神業ともいえる職人たちの制作現場に触れた森永氏。さて、肝心の購入予定は?
「妻の了解とラブドールが置ける一部屋が確保できれば……ね(笑い)」
※週刊ポスト2011年8月5日号