夏の暑い季節、汗のニオイや足のニオイ、さらには加齢臭など、どうしても体臭が気になってしまう。そんな季節に、体臭をできるだけ少なくするにはどうすればいいのだろうか。ワキガや多汗症治療に詳しい北村クリニック院長・北村義洋さんは、こう話す。
「昔の日本人はあまりニオイがしませんでしたが、食事が欧米化し、肉食が増えたことでニオイが強くなったといわれています。肉などの高たんぱく高カロリーのものは皮脂腺の働きを活発にしてしまうんです」
活性酸素を抑える働きのあるビタミンCやE、アスタキサンチンを多く摂る心がけに加え、できるだけ和食中心の献立を心がけるとニオイを抑えられる。
また入浴方法を工夫することで体臭を予防することもできるという。
「お湯に浸かるだけで体の汚れの90%以上は落ちてニオイの防止になります。38~39℃ぐらいのぬるめの湯に少なくとも5分は浸かりましょう」(北村さん)
また、洗いすぎは皮脂を取りすぎて、体臭が増すという。
「脂分を補おうとして過剰に皮脂を分泌してしまい、それがニオイの原因になります。石けんで洗うのは1日おきにして、さらにゴシゴシこすりすぎないで」
※女性セブン2011年8月4日号