「ラブ注入」で知られるお笑い芸人・楽しんご(32)の半生を描いた書『泥だらけの制服』(ワニブックス・1300円)が先日発売された。ライターで髪の毛を焼かれたこと、下校中にズボンとパンツを脱がされたり「カマしんご」などとからかわれたこと、そして自殺未遂――そのあまりに衝撃的な内容が話題となっている。
現在、お笑い芸人として活躍する彼だが、整体師の顔も持つ。院長を務める整体院『癒しんご』は、4か月先まで予約がいっぱいだという。楽しんごが語る。
「人との出会いは良いも悪いも含めてすべて必然だと思うんですね。だから、整体師としての出会いも大切にしたい。将来の夢は1階が整体院の『癒しんご』、2階がエステの『美(うつく)しんご』で、3階が野菜ジュース販売の『ヘルしんご』っていうような、“しんごビル”をつくること! あ、その前に、本の映画化っていう夢もいいですね。主役は当然、ぼくで(笑い)」。
明日への希望を失いかけた少年は、つらい経験を経て、たくましく生命力のある人間へと成長をとげたのだ。
撮影■津野貴生
※女性セブン 2011年8月11日号