タレント・スザンヌ(24)の母親のキャサリンさん(50)。スザンヌは16才でひとり暮らしを始め、19才で上京したため親子で過ごした時間はそれほど多くはない。しかし、熊本と東京という遠距離に暮らしているいま、週に3回は電話で話をし、娘は3か月に2回は帰省するという。スザンヌはあるインタビューで「もし、自分に女の子が生まれたら、自分たちのような関係を築きたい」と語ったことがある。その関係について、キャサリンさんが語った。
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私が、紗衣(さえ、スザンヌの本名)の自宅に遊びに行くこともあって、そのときはいっしょにお風呂にもはいります。とはいっても、時間の有効活用のためなんですけどね。私はすぐ出る派なんですが、紗衣は長風呂派。だから、
「あんた待っとると遅くなるけん、ちょっとごめん」
「いいよ、いっしょにはいろうよ」って。
こんなふうに過ごしているので、友達親子なんていわれますが、お互いに依存し合っていたり、遠慮したりしているわけではありません。正直、子育て中は、子供に嫌われるぐらいがちょうどいいと思っていました。子育てがすべて順調だったわけでもないですし。
彼女たち(スザンヌと次女・マーガリン)が幼いころ、何かをしでかしたとき、私も仕事が忙しくなっていたこともあっていろいろ理屈をいうのも面倒になって、叱る代わりに機嫌が悪くなってしまっていたこともあります。母子家庭だったので、それは子供たちにとって最悪の状況だったらしくて、20~30分ぐらいふたりでどうしたら私の機嫌が直るか相談していました。大人になってから「ママがどこで不機嫌になるスイッチがはいるのかわからなかった」っていわれました。ひどい母親ですよね(笑)。
紗衣は中学生になってからは、自分の恋愛の話も普通にしてきました。それはいまでも同じです。そこは親にいわんでも…というぐらいなんでも話してきますね。いままでの彼氏には、ほとんど会ったことがありますよ。
逆に私のほうが、紗衣に恋愛の相談をすることもありました。私は5年前に再婚したんですが、実はそれまではこのまま独身かなと思ってたんです。でも、紗衣が東京に行ってしまって、真央(次女・マーガリンの本名)もキャビンアテンダントになりたいという夢があって、ひょっとしたらふたりとも熊本から出て行くかもしれないと思ったとき、急に寂しくなったんです。そんなとき、いい出会いがあったので、とんとん拍子に話が進んでいったんです。
でも、その前に紗衣に話しておこうと思って「好きな人がいるんだけど」といったら「よかたい、よかたい。すごいたい!」って。再婚はしたほうが、逆に子供たちに負担がないとも思っていたんですが、「ママが再婚してもしなくても、紗衣が絶対ママの面倒はみるからね」っていってくれたんです。うれしかったですね。
※女性セブン2011年8月11日号