高須クリニック院長・高須克弥氏がゴルフのギネスブック世界記録を達成した。12時間以内に190ホールプレイをするというもので、6000ヤード以上のコースを2人がひとつのボールを交互に打ってプレイする。今回は打数にルールはなく、現行の世界記録、12時間で189ホールという、2009年4月にオーストラリア人が作った記録を破るのが目標だった。
8月2日の午前5時から午後5時まで、会場となった京和カントリー倶楽部(愛知県豊田市)には、同院の看護師長を始め、高須氏の義娘の医師ら医療スタッフがAEDや蘇生のための機材を持って待機するちょっと変わった雰囲気だった。
また、ギネスブックの公式記録のために、ロンドンと東京支部からひとりずつ認定員が参加。3ホールずつ交代でプレイをチェックしていた。挑戦を終えた高須院長はこう語る。
「東日本大震災には何度も救援物資を持って、医療ボランティアに行きました。みんな元気をなくしているので、ぼくら年寄りもまだまだやれるということを見せたかったんです」
66才の高須院長と一緒に回ったのは71才の元クラブチャンピオン・石田弘二氏。当日は、早朝から雨模様。霧状の雨が午前中残り、昼過ぎから本格的な雨に。3時過ぎてようやく雨が上がり、夏らしい暑さとなった。
「朝涼しくて、それでかなり稼ぎました。5時12分がリミットでしたが、4時過ぎに261ホール達成して無事に記録は作りました。1356打、平均93という成績です。1ホール3分以内くらいで回ったかな。僕はまだいけたんですが、同伴者(石田氏)が途中で胸が痛いと言い出して…肋骨を折ってしまったんですよ。それで途中でやめちゃった」(高須院長)
ホールアウト後に認定員からギネス世界記録の認定書を授与された。