6月下旬に再婚していたことが、『週刊ポスト』(8月12日号)のスクープにより発覚した加藤茶(68)。お相手は、社長秘書でモデルの経験もあるという綾菜さん(23)。加藤の周辺では、45才差婚を祝福するムードとなっているが、新妻の側はどうなのか。とりわけ、還暦を優に過ぎた男を結婚相手として連れてきた綾菜さんの両親は一体どんな思いなのだろうか。
広島県内にある彼女の実家を訪れると、機器製造会社を経営する綾菜さんの父親(37)と母親(44)は、「あまり話せないんです…」と口ごもりながらも、喜びの胸の内をポツリポツリと話し始めた。
「娘からは3か月ほど前に結婚について報告を受けました。さすがに少し驚きました。でも、娘が好きで結婚したいといっているんだから、それでもいいかと…」
両親が加藤と初めて会ったのは1年ほど前のこと。都内に暮らす綾菜さんのもとに両親が訪れた際、綾菜さんが加藤を紹介した。
2度めの結婚。年の差は45才。気まずい気持ちは当然ある。目の前の、彼女の両親は自分よりはるかに年下だ。しかし、けじめはつけなければ…。そんな思いを胸に、神妙な面持ちで加藤は彼女の両親に頭を下げた。一方、綾菜さんの父親も30才以上も年上の、しかも日本中の人が知っている大物芸人を前に、戸惑う気持ちは隠せなかった。しかし緊張の汗を浮かべながらも、加藤はその食事の席は、丁寧に真摯に対応した。
「最初、娘から交際について聞いたときには、躊躇して戸惑ったことも事実です。でも、お会いすると本当にいい人で、娘にもとても優しくしてくれているといっていましたし、私たちにも丁寧で感じのいい人でした」(父親)
その直後に会ったときには、加藤は両親に対し、「綾菜さんを必ず幸せにします」と、きっぱり宣言した。それに対し、綾菜さんの母親が「まあ、頑張ってね」と笑いながら答えた。
会話のなかで、加藤の離婚歴や過去の浮気についても話が及んだときには、加藤は焦ってふき出す汗を拭くようにしながら、「もう、そんな元気ないですから」と答えた。
「本当にそんな元気もないみたいでした」と、そのときのことを思い出して、母親が笑う。
そして結婚話が進み、結納の際は、加藤が綾菜さんの実家を訪れた。当日はいつもテレビで見るコミカルな表情は一切なかったという。
※女性セブン2011年8月18日号