ライフ

近年増加傾向にある乳がん患者受け入れ数トップ10病院発表

 近年、増加傾向にあるがんのひとつで、近い将来には18人に1人が乳がんになるという予測もある。原因は食生活や生活習慣の欧米化といわれるが、全体の5~10%は遺伝性ともされる。国は、乳房専用のX線撮影装置「マンモグラフィー」と視触診の併用による、早期発見への取り組みを進めている。

 そこで本誌は、7月26日に国立がん研究センターが発表した「がん診療連携拠点病院 院内がん登録2008年全国集計 報告書」をもとに、「乳がんに強い病院」のランキングを作成した。ランキングにするうえで、基準に置いたのは「患者の受け入れ数」である。医療ジャーナリストで現役医師でもある森田豊医師は、

「1年間の受け入れ数が20人の病院より、100人の病院のほうが診療実績があるので、患者さんも安心できるはずです。がんの部位ごとの“患者の受け入れ数”は病院選びの一つの指標になると思います。

 ただし、多ければ多いほどいいというわけでもない。100人より250人のほうがいい病院かというと、それだけで判断はできない。一定数を超えていれば問題ないでしょう」

 と、解説する。それでは乳がん患者受け入れ数の多い病院のトップ10を紹介しよう。

1位:がん研有明病院 東京都江東区
2位:聖路加国際病院 東京都中央区
3位:国立がんセンター中央病院 東京都中央区
4位:広島市立広島市民病院 広島県広島市
5位:千葉県がんセンター 千葉県千葉市
6位:埼玉県立がんセンター 埼玉県北足立郡伊奈町
7位:埼玉医科大学国際医療センター 埼玉県日高市
8位:国立病院機構 四国がんセンター 愛媛県松山市
9位:聖マリアンナ医科大学病院 神奈川県川崎市
10位:北九州市立医療センター 福岡県北九州市

※週刊ポスト2011年8月12日号

関連キーワード

トピックス

10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン