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原発事故影響でインドア志向高まりラウンドワンの業績回復中

 歯に衣着せぬ物言いで投資家から圧倒的な支持を得ているカブ知恵・代表取締役の藤井英敏氏。同氏がこれから「上がる株」として注目しているのは「ラウンドワン」(東証1部・4680)だという。

 * * *
 ボウリングやゲームセンターの複合施設を展開するラウンドワンは、ゲームやカラオケの新機種積極導入や、携帯電話を利用した会員制度によるリピーター獲得が奏功し、業績回復が鮮明化している。

 加えて、原発事故や高速道路の休日特別料金打ち切りによる消費者の「安・近・短」レジャー志向の高まり、電力不足に伴うインドア志向の高まりなども重なり、事業環境が改善。追い風に乗って、6月の既存店売上高は前年同月比5.8%増となるなど、収益回復に拍車が掛かる。

 また、同社の事業は、限界利益率が高く、客足が一定ラインを超えると、利益が一気に膨らむビジネスモデルのため、さらなる業績拡大期待が十分に考えられる状況だ。

 さらに、月次の売上高を毎翌月に開示しており、夏場の電力不足の影響など、企業業績の先行きがはっきりしない中、直近の業績を確認して安心して物色できる。中小型株を物色する機関投資家からの買いが継続している可能性も指摘され、高流動性が確保され続ける可能性が高い。それらも強調材料だ。

※マネーポスト2011年9月号

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