日米球界に衝撃を与えた伊良部秀輝氏(享年42)の死後、同氏の自宅周辺では不気味な出来事が起きていた。
友人や伊良部氏が指導していた草野球チームが自宅前に供えた献花が、何者かによってなぎ倒されたのだ。伊良部氏が野球を教えた子供たちが書いたお別れの手紙まで、ゴミ箱に破り捨てられていた。近所の住人はこう語る。
「亡くなった後、紺色の車に乗った日本人の男が自宅近辺をうろついていた。献花しようとした人がその男に追い返されていた」
それが何者であるかは定かではないが、日本を代表する剛腕投手は、多くの謎を残したまま、短すぎる生涯を閉じた。
※週刊ポスト2011年8月19・26日号