ブログなど、いまネット上で、「北海道と能登半島で大きな地震があるのでは?」との憶測が話題を呼んでいる。では、実際のところはどうなのか? 琉球大学の木村政昭名誉教授に能登半島での地震の可能性をこう説明する。
「能登半島の西側の海域に、微細な地震が全く起きていない地震の空白域があるんです。過去に大地震が起きたのはいずれもこうした空白域がある場所でした。私の研究では、2013年から2019年にかけてM8クラスの地震が起きることを想定しています」
また、東京大学地震研究所の都司嘉宣准教授は北海道南部での地震を指摘する。
「3・11ほどの大地震が起これば、通常はM8くらいの余震が起きるはずなんです。それがまだ起きていない。震源は同じ北米プレート。南は房総半島沖から北は北海道南部の十勝沖まで、1年以内に起きる可能性があります」
※女性セブン2011年8月18日号